金属溶射装置の概要

金属溶射は、金属線を電流によりアーク溶融させたものを圧縮エアーで微粒粉砕させ、
高速吹付けにより金属・コンクリート等の表面に緻密な金属被膜を形成させる技術です。
金属溶射は亜鉛・アルミニウム・銅合金・ニッケル合金等など金属線になるものは溶射が可能

Zn/Al 金属溶射で最も重要な工程が”2 素地調整” 溶射する表面(鋼・コンクリート)に鋭い傷を作成し、その傷に溶融した金属が入り込み、その傷
(アンカーパターン)により金属溶射皮膜が密着し犠牲防食皮膜となる。右端の画像が理想的なアンカーパターン。

ブラスト処理前
ブラスト処理後
ブラスト処理後

左 ガルバリウム鋼板 右 Zn/Al 溶射皮膜

ガルバリウム鋼板はメッキです。Zn/Al 溶射は疑似合金皮膜
です。亜鉛が犠牲防食皮膜となり、亜鉛メッキと同等以上の
防食効果があり、塗装の重ね塗りのように溶射皮膜を
自由に生成できます。更にこの被膜の上に塗装が可能。

現場施工
ブース内 パーツ金属溶射
ブース内 インフラパーツ金属溶射